ストーリーだと覚えやすい

「英語の語法はたくさんあってなかなか覚えられない」

私も覚えるのがあまり得意ではないので本当に苦労しました。 そこで、いろいろな覚え方を試してみた結果、以下の条件を満たすと覚えやすいことが分かりました。

  1. 中学で習った単語で書かれた例文であること
  2. それぞれの例文が全く異なる内容ではなくストーリー性があること

1については例文中にわからない単語が入っていると、語法がなかなか頭に入ってこないため、中学で習うようなやさしい単語で書かれた例文のほうがいいのです。

2についてはそれぞれの例文がストーリーでつながっていたほうがイメージしやすく頭に残るので、語法も思いだしやすくなります。

そこで上記の2つの条件を満たした2つのストーリーを作りました。 そのストーリーは私たち家族4人(夫、わたし、子ども2人)が初めて海外に住んだときのエピソードを元に作りました。

1つ目のストーリーは「海外での初めてのハロウィン」。 海外で初めてハロウィンを経験したときの話です。 実は日本にいたときの感覚でハロウィンの準備を当日までしていませんでした。 しかし、ハロウィン当日に友人から「ハロウィンの準備をしていないとやばいよ」ということを教えてもらったのです。 そのときの出来事になります。

2つ目のストーリーは「子供が通う海外の学校」 子供が通うことになった学校には我が子以外に日本人はいません。 なので、子供が学校になじめるかとても心配でした。 そのときの様子を書きました。

海外で経験したハロウィンの思い出

I knew today is Halloween. Because my daughter was kept saying about that almost whole week!
(今日がハロウィンだってことは知っていたわ。だってこの一週間、娘がほぼ毎日言っていたから)

「kept 動詞ing」で「~し続ける」という意味。
keep talking・・・喋り続ける
keep playing・・・遊び続ける
keep sleeping・・・眠り続ける

However, I never thought that I have to become involved in those famous tradition "trick or treat" things, because we are still new in here.
(でもまさか、我が家もあのハロウィン名物"トリック・オア・トリート"に関わるなんて思ってもみなかったわよ。だって我が家はまだこの地に越して来たばかりなのに・・・)

「However」 は「but(しかし、だが、とは言え)」と同じ意味合いですが、より丁寧な言い回しです。

「we are still new in here」で、「ここへ越して来たばかり」という意味。 同じ意味合いで「we just moved here」も日常英語でよく使います。

「become involved in 」で「~に関わる、参加する」

So that's why I didn't prepare anything for it but I was so very wrong about that!
(だから、当日まで何の準備もしていなかったんだけど、それってとんでもない間違いだったみたい!)

「that's why」はそれ以前の文を受けて「だから・・・」という意味になります。

「so very~」については「very」だけでも「とても、本当に」という何かの度合いを強調するときに使用しますが、「so」を付ける事で更に強調の度合いを強められます。

One of my friend whose kids are going to same school with my daughter told me that if I don't have any sweets stuff, I'm gonna be in big trouble! I mean, huge!
(娘と同じ学校に通っている友達が教えてくれたんだけど、もしハロウィン用の菓子類をなにも用意していないんだったら、一大事だって!ホントに、ジョーダンじゃなく!!)

「I'm gonna be in big trouble」は「大変な事になる」という意味です。 ちなみに文中の「gonna」 は、「going to」の略。常にbe動詞(am,are,is)とセットで使います。

文中の「whose」は、友達(One of my friend)を指しています。

Thankfully, it was before noon that I got that advice from my friend so I just rushed off to the nearest shop and got some sweets.
(かろうじて、友達からその話を聞いた時はまだお昼前だったから、急いで近くの店までお菓子を買いに走ったわ)

「rush off to~」で「急いで~へ向かう」 ちなみに、単純に向かうのではなく、急を要するシチュエーションなどで使います。

By the time I got home, it was already the time to pick my kids up from school. So again, I rushed off to school right away. What a day!
(そうこうしながら家に戻った時にはすでに子供達を迎えに行く時間!一息入れる暇もなく、今度は大急ぎで子供達の学校へ向かったの。全く、なんて一日かしら!)

「By the time~」は「~した時には、~の頃には」

「pick my kids up」で「子供たちを迎えに行く」

「What a day」は「なんて一日なんだ」という意味ですが、それまでの会話の内容によって若干ニュアンスが変わります。
(例)
a「こんなにラッキーが続くなんて、なんていい一日なんだ」
b「ホントに何をやってもことごとく上手く行かないなんて。なんて悪い一日なんだ」

After we came back, I told my kids what happened and of course I told them it's gonna be your duty to give the treat to whoever coming to our house tonight. Because mom is already burned out!
(学校から戻って、子供達に今日一日何があったのか一部始終を話したわ。 それと、もちろん、今晩我が家にどんな子がやってくるかは分からないけれど、お菓子を配る係はあなた達にやってもらうわよ!って事もね。だってもうママはクタクタだから!)

「whoever」は「誰でも、誰であっても」という意味。 ちなみに「who」の部分が「when」に変わると「whenever(いつでも)」となり、「what」だと「whatever(何でも)」、「Where」だと「wherever(どこでも)」となります。

「burned out」は「精根尽き果てた、疲労困憊した」という意味。 疲れを表す単語は他にも「tired」「exhausted」「worn out」などがありますが、「burned out」はどの表現よりもより疲労感を強調したい時に使います。

To make a long story short, it was pretty fun after all! Honestly, I felt it's too much hassle at first.
(まあ、そんなこんなで色々とあった訳だけど、結果的にはかなり楽しかったわ。 正直、始めはなんて面倒くさい!なんて思っちゃたけどね。)

「To make a long story short」は、「手短に話すと、早い話が」という意味。 「色々とあったんだけど、それを話すと長くなっちゃうから…」というニュアンスが含まれます。

「pretty」は「可愛らしい」という意味もありますが、「very(とても、すごく)」と同じような「程度を表す副詞」としての働きもあります。 (pretty good(とても良い)、 pretty nice(すごくステキ)、pretty hot(かなり暑い)

「after all」で「結果的には、最終的には、終わってみれば」という意味。センテンスの最後に来ることが多いです。

「it's too much hassle」は「面倒くさい」を表します。

But then seeing a lot of dressed up kids were coming to our door saying "trick or treat", and every time my kids heard someone knocked on our door, rushed up to the door and give some treat to complete stranger with big smile on their face. That's made me so happy.
(だけど"トリック・オア・トリート"って口々に言いながら我が家にやって来た沢山の仮装した子供達や、ノックの音が聞こえる度に満面の笑みで玄関まで駆け寄って来ては、物怖じすることなくお菓子を渡す我が子達の様子を見ていたら、すごく幸せな気分になれたわ。)

「rush up to」は「~に駆け寄る」

「complete stranger」は「全く見ず知らずの人」

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子供の学校生活の話

My daughter and son are in the local state school. And there is no Japanese student besides them in the school.
(娘と息子は地元の小学校に通っていますが、我が子達以外の日本人はいません。)

「there be動詞~」で「~がある、いる」という意味。 対象になるものが人物か、物なのかによって訳し方が変わります。対象物が複数の場合は「is」を「are」にします。

「besides~」で「~の他に、~以外に」

So obviously, they don't have any chance to speak Japanese at school except themselves.
(当然のことながら、我が子達同士以外で日本語を話す機会はありません)

「obviously」は、「当然の事ながら」という意味で文頭か文末で使うことが多いです。 また、前出の文章の内容を受けて「こういう事があったのだから、言わなくても分かると思うが…」というニュアンスを含みます。

「except~」は「~以外」。

However, both of them were get used to it really quickly and starting to enjoy themselves somehow.
(しかしながら、そんな環境にも割とすぐに慣れ始めた2人。自分たちなりにどうにか楽しめるまでになりました。)

「get used to~」は「~に慣れる」という意味。 文中ではこれまでの経緯を受けて、「it」が新しい学校生活のことを指しています。

「somehow」は、「どうにか、なんとかして」。 文頭か文末で使うのが一般的。

Because there were always many helps of different ways for them like kind teachers, playful kids and so on. And I, as a mother, am happy enough about that environment.
(優しい先生方を始め、沢山のフレンドリーなお友達など、常に色んな形のヘルプがあったお陰なのでしょう。そんな素晴らしい環境を、私も母親として、すごく有り難く思っています)

「like~」は「~のように」

「and so on」は「など」

「as~」は「~として」

It has been couple weeks past already since they started to attend the school.
(子供たちが学校に通い始めて、既に数週間が過ぎました)

「It has been~ past since~」は時間の経過を伝える時に使える便利なフレーズです。

例:It has been two days past since I came to this town
(私がこの町に来てから、2日間が過ぎた)
「has been」の後に「経過した日数や時間」、「since 以降の部分」に「いつから?を表す文章(主語と動詞を含む文)」を入れればOK。

「attend the school」で「学校に通う」

It seems everything is going ok so far even though they have quite big difficulty with English. They don't seem to care so much about it!
(相変わらず英語に関してはかなりの苦労を強いられている2人ですが、結構うまくやっている様です。意外と本人達はあまり気にしていないみたいで!)

「It seems~」で「~の様だ、~のよう見える(推測)」

「even though」は「~であるにもかかわらず」

「so much」は「そんなに」

However, even if they say they don't really care about English environment, their English skill is improving dramatically which I notice daily bases.
(しかしながら、例え、本人達が自身のおかれている英語環境にかなり無頓着だとしても、 最近の子供達の英語力の上達には目を見張るものがあるんです。それこそ日ごとに上達している感じです。)

「even if~」で「例え~だとしても」

「dramatically」は「劇的に、飛躍的に」

「daily bases」は「日ごとに」

So probably, one of the teachers who are professional for language had done really good job for them, I think.
(おそらく、言語学習の専門教師による様々な取り組みが功を奏しているのだと、思います。)

「probably」で「おそらく、多分」

My daughter talks about ESL(English is second language) teacher a lot lately.
(最近、娘はESLの先生の事をよく話します)

「lately」は「近頃、最近」

「talk about~」で「~について話す」

「ESL teacher」について
ESL teacherとは、英語を母国語としない生徒に対して、言語理解力を養う為に個別の指導をすることができる英語学習専門教師のこと。

She said every time she has a class with this special teacher, she just couldn't stop to chat with her because somehow, the teacher makes her relax and feel safe to try speaking English.
(娘にとって特別な存在でもあるESLの先生。娘は毎回ESLのクラスがある時には、急におしゃべりが止まらなくなるそうです。娘が言うには、なぜだかわからないけれど、ESLの先生とだと、安心して英語を話してみよう、という気になるのだとか。)

「every time~」は「~をする時はいつも」と訳します。

I really appreciate that we had the ESL teacher at their school. If it hadn't been for such teacher's help, I couldn't have done anything for my children's improvement.
(この学校にESLの先生がいて下さったこと、本当に感謝ですね。もし今の先生がいらっしゃらなければ、現在の様な子ども達の成長は望めなかったでしょうから)

「I really appreciate that~」で「~には本当に感謝する」。

尚、「thank you」だけでは物足りないな、というシチュエーションでも、使うこともできます。
(例)Thank you very much for your help. I really appreciate that.
(色々と手伝ってくれてありがとう。本当に感謝します)

「If it hadn't been for~、couldn't have done~」で「もしも~がなかったら、~できなかっただろう」

Thanks to the ESL teacher, my kids started to like English much more than ever.
(ESLの先生のお陰で、子どもたちは英語自体をどんどん好きになっている様です)

「thanks to~」で「~のお陰で」。文頭、文中、文末、どこに置いてもOKです。

「start to like~」で「~を(だんだんと)好きになる」。「以前はそうでもなかったけど、この頃だんだんと好きになってきた」というニュアンスを表現したいときに使います。

My daughter's teacher is such a lovely lady. She is always bright and kind and has really warm personality.
(娘の担任の先生はなんとも素敵な方なんです。いつも明るくて、子ども達への接し方も優しく、温もりがある感じです。)

「such」を形容詞の前に付けることで、その度合いを強調できます。
(例:「such a nice person(なんて素敵な人)」「such a beautiful flower(なんとも素敵な花)」)

The other day, when I go to the school for pick my kids up, my daughter rushed up to me and said that her teacher want to see me.
(つい先日の事です。いつもの様に子供達を迎えに行った時、駆け寄って来た娘に担任の先生が私に会いたいと言っている旨を知らされました。)

「The other day」は「ついこないだ、先日」という意味で、よく会話の冒頭に置いて「そう言えばこないだね…」というニュアンスで使います。

「pick my kids up」で「子供達を迎えに行く」。ちなみに「pick it up」は「それを拾う」となりますので注意。

So I said "ok" and while head to my daughter's classroom I was wondering. Is there anything wrong with her or what else could it be ?
(「わかったわ~」と娘に返事しながらクラスに向かって歩く途中、もしかして何かあったかな、娘が問題行動を取ったとか?など、悶々と考えていました。)

「head to~」で「~へ向かう」

「Is there anything wrong with~」で「~に何か問題がありますか?」。 尚、「Is there anything wrong ?」は「何か問題でも?」と尋ねたい時に使えるので、覚えておくと便利なフレーズです。

「what else could it be」は「他になにかあるのだろうか」

Anyway, when I met the teacher, she said that she wanted to share about some my daughter's progress so that I can see how's she going usually in her class room.
(そうこうしている内、先生にあった訳ですが、娘が普段学校でどんな様子なのかをわかってもらうために、娘の進歩状況をいろいろ話したいということでした。)

「Anyway」は「とにかく」とか「そんなこんなで」のように一旦話をまとめるときに使ったり、「ところで」のように新しい話をするときに使うこともあります。

「so that~」で「~するために」という意味で、「so that」に続く文章には必ず「can」や「will」の助動詞が必要となります。

I was always worried about how my daughter is getting along with everything around her at school because she has a big handicap about English.
(未だ英語に対するハンディが大きい娘。そんな娘はちゃんと学校生活を楽しく送れているのかどうか、いつも気が気じゃありませんでした。)

「be worried about~」で「~を心配する」

「get along with~」で「~とうまくやる、打ち解ける」

However, when I met the teacher the other day, she said that my daughter is doing great. She even made some friends to play with so it seems settled her in quite well.
(そんな心配を余所に、先日、担任の先生からは娘がとても頑張っているだけでなく、先生から見ても上手くクラスに馴染んできており、一緒に遊ぶお友達まで作っていることを聞きました)

「is doing great」は直訳すると「上手くやる」になりますが、シチュエーションによって微妙に変わります。

a. How's he doing? (彼はどんな感じですか?)
He's doing great. (すごく良くやっていますよ。)

b. How's your mother doing? She's just released hospital last week, hasn't she?
(お母さんの具合はいかがですか?確か先週退院したばかりでしたよね?)
She is good thanks. She is doing great actually.
(もう大丈夫です。というか、むしろ元気すぎる位なんですよ)

「made some friends」の前に「even」を付けることで単に「友達を作る」ではなく「友達まで作っている」のように強調させることができます。

Also she tries to involve to everything her class do as much as she can which is really impressive, the teacher said.
(更に先生は、クラスの取り組みに娘が積極的に参加しようと頑張っていることに対しても、大変褒めて下さいました。)

「involve~」で「~に関わる、参加する、携わる」。

「as much as she can」はよく使うフレーズで、「できる限り」と言う意味。 ちなみに、余り気の進まない頼まれごとをされた時などに「できる限りはやってみますが…」というときにもよく使うフレーズです。

「impressive」は、「感動的な、素晴らしい」。 予想を超えた範囲で何かを成し遂げたというシチュエーションで使われることが多いです。

「which」はそれ以前のセンテンス全体を指しています。 「○○○○ which is ××」で「○○○○しているんだ。まあ、それ自体××なんだけどね」みたいな感じです。

I have never been so proud of my daughter as much as I have that day.
(私はあの日ほど、娘の事を誇りに思った日はありません。)

「as much as~」で「~と同じだけ、~ほど」。

「I have never ~」は本当によく使うフレーズで「いままで~ない」と言う意味。「never」の後に来る動詞は過去分詞にします。

a. I have never seen like this beautiful pictures.
(私は未だかつてこんなに美しい写真を見たことがない)
b. I have never been to Africa.
(私はアフリカに言ったことがありません)

「be proud of~」は「誇りに思う」。

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