オンライン英会話を使って勉強

オーストラリアに住み始めたとき一番苦労したことが自分の思いが相手に通じないこと。 日本では、自分の考えをはっきり言わななくてもこちらが言わんとすることを相手が推測してくれるので、自分の思いは伝わります。 でもオーストラリアを含む英語圏では、論理的に順序立てて話さなければ、自分の考えは伝わりません。 これが原因で何度もトラブルになりそうになったことがありました。

オーストラリアの生活で、自分の考えを順序立てて話すための英語の発信力がすごく重要であることを実感しました。 英語というとリスニング、スピーキング、ライティング、リーディングの4つを一生懸命勉強している人が多いと思いますが、この4つのほかに英語の発信力も身に付けておかないと、私のように苦労します。

というわけで、英語の発信力もしっかり勉強するようにしてください。 ただ、英語の発信力は独学では身に付けることができませんので、もし、近くに海外の人がいるなら積極的に英語でディスカッションしてみましょう。

もし近くに海外の人がいないならオンライン英会話を使うのもありです。 今回、英語の発信力を磨くためにオンライン英会話のレアジョブ(教材はディスカッション)を利用しました。

以下では、実際にレアジョブのレッスン1回目から3回目で私と講師がどんなディスカッションしたのかをお伝えしたいと思います。 尚、レッスン中の会話の中で使った重要な単語や構文については解説も付記しておきましたので、この機会に是非、覚えておいてください。

目次

レッスン1回目は大満足

いよいよ正会員登録して初めてのレアジョブのレッスンです。 1回目のレッスンをお願いしたのはフィリピンの講師。教材は「ディスカッション(中級)」を選ぶことにしました。 この教材は体験レッスンでも使い、レッスンではかなり話が盛り上がって楽しかったので、今回も同じ教材からピックアップしました。

自己紹介

教材を指定しての本レッスンに入る前に、軽く自己紹介をしたのですが、自己紹介の段階でかなり話が盛り上がり、色々と会話が広がって非常に面白かったです。 こんな感じで…

講師:Okay, now, I'd like to introduce myself roughly so that you will get to know me better before we start today's lesson, okay?
(さて、それでは。レッスンを始める前にまず、私の事を知ってもらえるよう簡単な自己紹介をさせてもらうけどいい?)

「so that 構文」の訳し方は4通りあります。この4通りの訳し方については間違いやすいso that構文の見分け方をご覧ください。

「get to know」で使われている「get to」は「~するようになる」という意味なので、「get to know」は「知るようになる」「知りあう」という意味になります。

私:Okay, great.
(もちろん)

講師:My name is ○○ from the Philippines. I've been teaching English for over three years now and I like to watch American TV series.
(私はフィリピン人の○○です。英語講師を初めて3年以上が経ちました。私はアメリカのTVドラマを観るのが好きで…)

「for over 数字 years」で使われている前置詞「over」は後ろの数字に橋を掛けた状態をイメージしてください。すると、「for over three years」は「3年以上の間」という意味になります。

私:Me too.
(私もです)

講師:Oh, really? Which one have you seen or you have a favorite?
(あら、そうなの?どれを観たことがある?お気に入りとかは?)
私:I've been watching "Sherlock" recently. I'm absolutely into it.
(最近は「シャーロック」を観てます。かなりハマってます)

「I'm into ~」は「~にはまってます」という意味になります。

講師:Ah, BCC. I'd watched it too. There is an American version as well. Do you know that?
(あ~BCCね。私も観たわよ。あと、アメリカバージョンもあるの、知ってる?)
私:Really? Sherlock holmes?
(そうなんですか?シャーロックホームズ?)

講師:Yes. But it's called "Elementary".
(ええ、そうよ。でも、「エレメンタリー」っていう題名になってるわ。)
Basic set up is the same but it's in NY instead of England and many other things are similar but bits and pieces are slightly different, you know?
(基本的な設定は同じなんだけど舞台がイギリスではなくてニューヨークになってるのと、その他の設定もほぼ同じなんだけど、細かいところが似ているようで違っていたりする感じね、わかるでしょ?)
For example, Dr Watson is a man in the "Sherlock" but is woman in the "Elementary".
(例を挙げるなら、ドクター・ワトソンは「シャーロック」では男性だけど、「エレメンタリー」では女性が演じてる、とかね)

「bits and pieces」は「端々」という意味。

私:What?! Really? That's interesting. I should watch them then.
(え?!そうなんですか?なんとも興味深いですね~、是非、観なくては!)

講師:I could compare them for every details because I'd watched both Sherlock holmes and Elementary.It was kind of fun.
(私は両方のバージョンを観ているから、色んな場面を比較しながら観れて、楽しめたわ。)

「both A and B」は「AもBも両方とも」という意味。
「every details」で使われている「every」は「すべて」という意味。また「detail」は「細部」という意味。
「kind of fun」で使われている「kind of」は「~の種類」という意味ではなく、「ちょっと」という意味。 「It was kind of fun」は「比較しながら観ることがちょとした楽しみなんです」となります。

私:I know! I would do the same, definitely.
(わかります。私も絶対同じように楽しみます。)

講師と私の共通の話題(TV「シャーロック」)をきっかけに会話が弾み、最初の緊張が一気にほぐれました。

ディスカッション開始

今回のトピック(「Should homework be optional」)には5つの質問がありました。 1つ目の質問が以下の通りです。

講師:Okay, number1. "There is absolutely no need to make homework mandatory" Do you agree or not?
(じゃあ、1番目ね。"強制的な宿題の必要性は全くない「賛成?」それとも「反対?」)

私:I agree. but I think that too much homework is not good.
(賛成ですが、宿題が多すぎるのはよくないかなって思います)
My children have to do a lot of homework.
(子供たちはたくさんの宿題があります)
They take so long time to finish their daily homework.
(宿題にかなり長い時間を費やしています)
They didn't have time to do anything else. I can't live with this.
(それで宿題以外に何もできない状態になっています。この状態は耐えられないですね)
They need time to have some fun as much as they do homework.
(子供たちにとって宿題と同じくらい楽しむための時間も必要だと思っています。

「I can't live with this」で使われている「live with」 は「(という辛い状況)を我慢して受け入れる」という意味。

講師:I totally agree with you.
(すごく同感だわ)
There are many things that children can learn while they are having fun.
(子供達の遊びの中には学べることが沢山あるのよね。)

今回のレッスンでは5つの質問の内、3番目の質問まででレッスン時間が終了。各質問でディスカッションが盛り上がりました。

レッスン1回目の総評

実は今回のレッスンで私のデバイス(タブレット)の調子が悪く、レッスン開始が10分ほど遅れてしまいました。そんな状態でも、今回の講師は根気強く待ってくれました。 また、私の都合でレッスンが遅れたのに、レッスンを5分ほど延長して下さるなどとても感じのよい講師でした。

発音も気になる程の癖はなく、きれいで聞きとりやすかったですし、何より表情がとても良かったので安心してレッスンを受けることができました。 今回の講師側は「レッスンを充実させよう」という意志が伝わってくる感じでで、すごく良かったです。

また、レッスン中は、単に「そうね~、わかるわ~」だけでどんどん次の項目に進んで行くようなことはなく、例えば、わかりにくい単語があった時には、他の言い回しを使ってわかり易く説明してくれたり、その単語を即座にタイプインしてくれたり、教え方が本当に上手でした。 高い満足度を得ることができました。

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レッスン2回目も非常によかった

2回目のレッスンをお願いしたのもフィリピン講師。使用した教材は前回と同じく「ディスカッション(中級)」の中から選びました。

自己紹介

互いに自己紹介をする中で、講師がオンライン英会話の講師をする目的と、私がオンライン英会話を受ける目的が全く同じであることがわかり、かなり意気投合して、一気に緊張もほぐれました。 その時の会話は以下の通りです。

(私がレッスンを受ける目的を話した後で)

講師:I know what you mean and I completely agree with you. I forget unless I use English constantly. I am using this lesson for the same reason with you actually.
(それってすごくよくわかるわ。私も同感よ。定期的に使わなければ忘れてしまうよね。私もこのレッスンをあなたと同じ目的で利用しているのよ、実は)
I could use English on a daily basis while I'm teaching.
(英語を教えることで毎日英語を使う事ができるでしょ。)

私:That is great idea.
(グッドアイデアですね)
I think reading English books or watching movies are still helpful to maintain English level for some part but speaking are easy to forget and difficult to keep the same level if I don't do anything for it.
(英語の本を読んだり映画を観たりすることも英語力のキープに役立ちはするけれど、スピーキング力だけは簡単に無くなってしまう上に、一定のレベルをキープするのは難しいんですよね、もし何も手を打たなければ。)

「If you don't do anything」で使われている「anything」については疑問文「some」と肯定文「any」で解説しています。

それから私が以前住んでいたオーストラリアの話題になりました。

講師:How's your life in Australia?
(オーストラリアでの生活はどんな感じだったの?)
私:I absolutely loved it. I think that I will definitely go back again if I have another chance to go there.
(すっごく気に入りました。またチャンスがあれば絶対にまた戻りたい!と思っている位です)

「absolutely love」は「とても好き」よりもっと好きなときに使える表現です。

講師:Wow? What makes you think so ?
(へぇ~、何がそんなに良かったのかしら?)

「What makes you think so ?」は5文型の文章です。 直訳は「何が原因であなたはそう思ったの」

私:I can live freely over there.
(えっと、すごく自由に暮らすことができるところ、ですかね。)
Every people or everything are easy going. I just loved way of living in Australia.
(人々、そして何もかもがのんびり気質。とにかく、オーストラリア流の暮らし方が気に入りました。)

「easy going」は「おおらか、あくせくしない」という意味

私が何か話す度に講師が「何で?」「どうして?」「もっと詳しく教えて」という感じで質問してくれるので、どんどん会話が繋がっていく感じでした。

ディスカッション開始

今回のトピック「The influence of music on people」に関連して「最近クラシックにはまっている」という話から…

講師:What is your favorite piece?
(お気に入りの曲は?)

クラシックの話題をしているときの曲は「song」ではなく「piece」を使います。

私:Well….I don't really have a favorite. So I just like to listen whatever classical or orchestra music.
(えっと…お気に入りとかはないです。ただ、クラシックやオーケストラ演奏曲であればどんな曲でも聴くのが好きです。)

講師:Have you ever seen live chestra or been to the theater?
(生でオーケストラを鑑賞したり、シアターに行ったりした事はある?)
私:No, I haven't. I don't have a chance because there's no theater or music hall around my place.
(ないんです。私が住んでいる地域にはシアターも音楽ホールもないので、機会が無いんです。)

「音楽は人の命を救えるか?」という話題ではこんな感じで話が進みました。

講師:I've watched some TV program that focused on some kind of healing power of music to the people who have dementia.
(以前に痴呆症を抱える人々に対する音楽の治癒効果に焦点を当てたテレビプログラムを観たことがあるの。)
Some kind of music can make them relax and help them remember things better.
(ある種の音楽が痴呆症を抱える人々をリラックスさせたり、記憶力を改善する効果があるみたいな。)
It was quite interesting. So I believe that music have a potential to save the life of people.
(すごく興味深いものだったわ。だから、私は音楽で人の命も救えるくらいの可能性は持っていると信じているわ)

「dementia」は「認知症」という意味です。

私:I agree that. I've heard some podcast program which is related to this topic too.
(すごく同感します。私も今回のトピックに関連するようなポッドキャストのプログラムを聞いたことがあります。)
Certain music can work dramatically to certain condition's people.
(ある音楽があるコンディションにおかれた人々に対して効果がある、みたいな。)
For example, if you can find exact music that work to particular person, you can even bring him back from a coma. That story gave me goose bumps.
(例えば、もし、特定の人に対して作用する音楽を正確に割り当てることができれば、昏睡状態から目覚めさせることさえ可能だったりするのだとか。この話は鳥肌ものでした。)

「goose bumps」は「鳥肌が立つ」という意味。また「That story gave me goose bumps」の直訳は「その物語は私に鳥肌を与えた」となります。

レッスン2回目の総評

最初、今回の講師は「ちょっと表情が乏しいかな?」という印象があって、緊張したのですが、自己紹介の段階で私と同じ目的で「英語講師をしている」というのがわかってからは一気に話しやすくなりました。 また、講師からもどんどん意見を言ってくれたおかげで、有意義なディスカッションができました。 今回も大満足です。

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レッスン3回目の評価は普通

3回目のレッスンは、2回目と同様に講師はフィリピン人で「ディスカッション(中級)」の教材の中から選びました。

自己紹介

今回は特に記憶に残るような話はありませんでした。お互いの自己紹介をサラッとして、ディスカッションに進みました。

ディスカッション開始

「Are school rules necessary?」では、お互いの学生時代の話になりました。

講師:My teacher was so strict that every students were terrifying.
(私の先生はすごく厳しかったから、生徒達も皆かなり怯えていたものよ~)
私:hahaha
(ははは)

講師:School rules in our age is much more strict than recent school rules.
(私達の時代の校則って、今とは違ってかなり厳しかったじゃない)
私:Oh, I see. I agree that.
(あ~、なるほど~。そう言われるとそうですね)
It was a unfavorable thing to do different from others in Japanese school system.
(昔の日本の学校では、人と違うことをするのは好ましくないという風潮がありました)
But it is getting much better nowadays.
(でも、最近はだいぶ改善されていると思いますが)

講師:The teacher in our age expected a student to say the answer as expected, you know?
(私達の年代の学校の先生って、生徒が期待通りの答えを言う事を期待しているのよね、わかるでしょ?)
If a student says something different, the teacher tell that you are stupid or disobedient. That was ridiculous.
(もし生徒が違った事を言ったりしようものなら、ふざけているとか反抗的な態度とか言われちゃう。あり得ない話よね)

「ridiculous」は「ばかばかしい、くだらない」という意味。

私:I know. I hated it.
(そうそう、そうなんです。私もそういうのが嫌でした)

講師と年齢が近かったこともあり、昔の学校の話で盛り上がりました。

レッスン3回目の総評

実は今回、レッスンの5分前になっても講師から連絡が来ず、ずっと待っていたのですが、とうとうレッスン時間になっても連絡がなかったので、レアジョブのホームページから予約ページに行き、私から講師の連絡先を登録したら、やっと連絡が来ました。これはちょっと頂けない対応だと思いました。

講師の印象は、表情も豊かで声も柔らかめで良かったのですが、発音に少し癖がありました。ヨーロッパ訛りのような独特のアクセントでした。 また、今回のレッスンは、これまでと異なり、1つ1つの項目を掘り下げるのではなく、淡々と次から次へと進んで行きました。 「1つの項目に対してもう少し話を掘り下げながらディスカッションして欲しかったかな」というのが正直な感想です。

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