when節と一緒に使うことが多い

人と会話するときのことを思い出してみてください。 過去に起こったこと・体験したことを話題にしていませんか? もちろん、今この瞬間に焦点を当てた話題もするわけですが、昨日のことや今日の朝の出来事、先週のホリデーの話などを題材に話をすることが多いはず。

会話で過去のことを話題にするときは、過去形、過去進行形、過去完了などを使います。 特に、日常の会話では、単純な過去形よりも過去進行形の方がより多く使われます。 ここでは、過去進行形(主語+was/were+動名詞(ing形))の使い方を理解しましょう。

過去進行形は「過去のある時点」での行動を表したいときに使う表現です。 一方、過去形は上の「過去のある時点」を示す必要がないときに使う表現です。 まずは例文を見ていきましょう。

I was reading a book when you called me last night.
(昨夜、あなたが電話したとき、ちょうど本を読んでいたよ)

この例文で「昨夜、電話したとき」が「過去のある時点」を指します。 つまり、上の例文は「youからの電話が鳴る前から本を読みはじめ、電話が鳴ったときも本を読んでいる最中だった」となります。 電話が鳴るの前後を挟んで、本を読むという行動を進行していたので、過去進行形を使っています。

それでは次の例文です。

At 6:00 last night, we were having dinner with our close friend.
(昨夜の6時に私たちは親友とディナーを食べていました)

この例文の「過去のある時点」はもうお分かりですね。 そうです。「昨夜の6時に」です。 「昨夜の6時」前からディナーを始めて、6時になったときもディナーを食べている最中だったということです。 このように過去進行形では「過去のある時点」で行動が終わっていないことを示します。

さらに例文を続けます。

My son told me that he saw a jelly fish while he was walking on the beach.
(息子が海岸で散歩しているときにクラゲを見たと言っていました)

以上3つの例文から過去進行形をどんなときに使ったらいいのかわかりましたでしょうか? この例文は、「クラゲを見た」という前後に何をしていたかというと「散歩していた」ということになります。

さらに友人との会話を想定した例文を3つご紹介します。

友人:What did you do yesterday ?
(昨日は何してた?)
私:I went to see a movie. I was expecting more people over there since that movie is so popular but there were not so many.
(昨日は映画を観に行ったよ。人気映画だったから、もっとたくさんの人で混雑しているかと思ってたけど、そうでもなかったね)
備考:上の「expect」は「(当然起こるであろうと)期待する」という意味

友人:Who were you talking to on the phone ?
(誰と電話で話してたの?)
私:I was talking to my mom.
(お母さんと話してたの)
備考:「on the phone」は「電話中」という意味

友人:What was Ken doing at the outside at 7 last night ?"
(昨晩の7時、ケンは外で何をしていたの?)
私:He was looking for his dog.
(彼は犬を探していたんだ)

次は疑問文の例文です。

Were you sleeping when I called you last night ?
(昨日の夜、電話したとき、眠ってた?)
Was she all right when you arrived home this morning ?
(今朝あなたが家に到着した時、彼女は大丈夫だったの?)
Why were they having dinner without their children last night ?
(昨日の夜、なんで彼らは子ども抜きで食事をしていたんだ?)

ここまでの例文を見て、気付いたことはないですか?

「過去のある時点」を表すときに、「when 主語 過去形~~~(~~~したとき)」がよく使われます。 なので、「when 主語 過去形~~~(~~~したとき)、過去進行形(~~~していた)」は覚えておいてください。

過去進行形で使う動詞の例外

尚、過去進行形の文を作るときに注意してほしいことが1つあります。 それは、過去進行形の文で使えない動詞があるということです。 具体的には、like,want,need,believeなどは通常、過去進行形で使うことはせず、過去形で使います。

上で過去進行形とは、「過去のある時点」にて「ある行動が進行中」と言いましたが、「ある行動が進行中」ということは「動きのある動詞」である必要があります。 上で示した動詞(like,want,need,believe)は動きを感じないので使えません。

I needed(was needing ×) to find new job as soon as possible.
(私はできるだけ早くに新しい仕事を見つける必要があった)
She believed (was believing ×)that he was saying the truth.
(彼女は彼が真実を言っていると信じていた)
They wanted(were wanting ×) to go to the city.
(彼らは街へ行きたかった)
He liked(was liking ×) his sister's friend.
(彼は妹の友達のことが好きだった)

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