お天気の挨拶をしよう

日本語でもお天気の話題は挨拶するときに出てきますが、英語圏でも同様です。 英語圏ではお決まりの挨拶なしに、「Hi! 今日も暑いね!!(←この英語表現はのちほど解説)」なんて言われる事もあります。 お天気の話題を出せるようになれば、会ってすぐ会話につまり、気まずーくなる心配もありません。今回は、お天気でよく使われる表現をご紹介します。

お天気に関する基本表現

まず最初に「今日のお天気はどう?」を英語で言えるようにしましょう。 朝、起き抜けによく言うセリフです。 また、電話なんかでも「そっちの天気はどう?」なんて聞くときに使います。

How’s the weather today?

これが一番シンプルかつ、簡単な表現です。 注意点としては「the」を抜かさないようにしてください。 さっそく使ってみて下さい。

また、返事を返すときは以下のように「It’s~」で答えます。

It’s fine.
(晴れだよ)
It’s rain.
(雨だよ)

このとき注意することは「Today is fine. 」のように答えないでください。 「お天気の話題は、Itが主語になる」ことを覚えておいてください。 では続けて、その他のお天気の表現をご紹介していきます。

「今日も暑いね」は「too」それとも「also」?

それでは、冒頭で出しました「今日も暑いね!」は英語で何と言えばいいのでしょうか? 鍵となるのは「も」をどう表現するかです。 「も」という表現ですぐに思い浮かぶのは「too」または「also」ではないでしょうか? それでは「too」「also」のうちどちらを使うのが正解なのか?

実はどちらも正解です。

It’s hot today too.
It’s also hot day today.

alsoは、be動詞の後でも、文末でもどちらにも置けます

さらに上の例文のほかに以下のような表現もできます。

It’s another hot day today.

この表現は知らないとなかなか出てこないですが、天気予報(a weather forecast)でもよく使われるので覚えておきましょう。天気予報では以下のように使われます。

It’s going to be another hot day in Kyoto.
(京都は今日も暑くなるでしょう)

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「今日は雨になりそうだ」では「seem」や「look」を使う

次は「今日は雨になりそうだ」です。 鍵は「~になりそうだ」の部分をどう表現するか?

色々な言い方がありますが、オーソドックスなのは以下の2つです、

It seems to rain.
It looks like rain.

ちなみに日本人の感覚でいえば「It seems to rain.」や「It looks like rain.」は現在形なので、「雨が降っているようだ」と言う意味にとりがちですが、これだけで「雨が降りそうだ」と、未来の予測を込めた意味になります。

理由は、「seem to~」には「~するように思われる」、「look like」には「~の気配がする」というニュアンスがあるからです。

もちろん、以下のように表現してもいいです。

It seems like it will be rain.
It looks like it will be rain.

「seem like」「look like」のどちらも、「~のようだ」「~らしい」という意味で使われます。

尚、「look like」と「seem like」の違いは以下の通りです。

「look like」は客観的なニュアンスがある
「look(見る)」という単語が入っているので、目に見えて判断できる状況を表します。 例えば、「真っ黒い雲がもうすぐそこに来ている」のような場合です。

「seem」はやや主観的なニュアンスがある
「seem(思える)」という単語が入っているので、目に見える何かを根拠に判断するわけではなく、例えば「梅雨だし、しめっぽいし、今日も雨になりそうだな~」のようなときに使います。

ただ、上のように「雨になりそうだ」っていう程度の表現なら、どちらでも大差はありません。

さらに以下のようにも言えます。

It' likely to rain.

「likely to~」で「~しそうだ」という意味です。

色々なパターンがありますが、まずは自分が使いやすいものを使い倒す! これが英語を使いこなす近道です。

「晴れだったらよかったのに」は仮定法を使う

次は、「晴れだったらよかったのに」です。 この表現もよく使われます。

具体的には「せっかくの3連休だし、旅行の予約もとったのに、外はどんより曇り空」。 こんなときにつぶやく表現です。

では、英語ではどのように言えばいいのでしょうか?

早速答えをいいます。 それは仮定法。 「事実と反する願望などを述べる」ときに使う表現方法です。

ここでは「~だったら(よかったのに)なぁ」という仮定法の表現を使います。

I wish it were fine (today).

この例文のポイントは、文頭に「I wish」を使う事。そして、過去形の「were」を使う事。

「今、晴れてないけど、晴れだったらいいのに」と言いたいときは「過去形」を使う。 これが仮定法の基本です。

尚、かつては「仮定法でのbe動詞は必ずwere」と習ったと思いますが、今は、それが崩れてきています。上の例文の場合、「were」ではなく、「was」が使われる事もあります。

また、「wish」を使う理由は、「hope」や「want」よりも、現実味が薄い願望に使われることが多いです。仮定法で願望を語る時は、セットで出てきます。

ちなみに「明日晴れますように」は以下のように言います。
I hope it will be sunny tomorrow.

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