会話力をアップさせよう

文章と文章をつなげる役割をする接続詞。 日常英語の会話では、二つの短い文章をバラバラに伝えるより、接続詞を使って一つの文章として伝える方がより自然に聞こえます。 なので、より自然な英語の会話力を身につけたいなら、接続詞をうまく使えるようになる必要があります。

ただ、すべての接続詞を覚えるのは大変なので、英語の会話でよく使う接続詞から覚えましょう。 英語の会話で特によく使う接続詞と言えば、原因と結果を表す接続詞です。

そこで、このページでは「原因と結果を表す接続詞」を使いこなすポイントを解説していきます。

because/since/as の違い

まずは、「原因を表す接続詞」から解説していきます。 「原因を表す接続詞」とは「なぜなら~(原因)~だからです」「~(原因)のため/により~~~です」のことです。

英語では、because/since/as の3つの「原因を表す接続詞」を使いこなせるようにしましょう。 尚、接続詞ではないですが、「原因を表す前置詞句」のbecause of/due to も一緒に覚えておきましょう。

because

「原因を表す接続詞」として最も使われるのが「because」です。

1. The concert was cancelled because it was raining.
(天候不良(雨天)によりコンサートはキャンセルとなった)
2. I can't play tennis today because I injured my elbow.
(肘を負傷してしまったので今日のテニスはできないよ)

尚、「because」は「because of」で置き換えることができます。 「because」を「because of」に置き換えるときの注意点は以下の通りです。

「because」の後は必ず主語+動詞が来ます
「because of」の後は必ず名詞が来ます

では、上の1の例文を「because of」で置き換えてみます。
The concert was cancelled because of the rain.

さらに、「because of」とほぼ同じ使い方をするのが「due to」です。 ただ、「because of」と「due to」は使う場面が若干異なります。

「because of」は日常会話で使われるフレーズです。
「due to」は日常会話ではあまり使われず、ビジネスシーンや仕事上のメール、ニュースや新聞で使われるフレーズです。

The park was closed due to an event on weekends.
(その公園は週末に開催されるイベントのため、閉まっていました。)
Mr Yamada will not be able to attend the meeting tomorrow due to a business trip.
(山田氏は出張のため、明日のミーティングには出席できないでしょう)
The main player of the team couldn't play Saturday's game due to a major injury.
(チームの主力選手が深刻な怪我により、土曜日のゲームを欠場した)

since/as

次の「原因を表す接続詞」は「since/as」です。 使い方は「because」と同じです。 ただ、「because」と「since/as」の使う場面が若干違います。

「because」は結果よりも原因をより伝えたいときに使います
「since/as」は原因よりも結果をより伝えたいときに使います

尚、「since」と「as」はほぼ同じ意味として使われます。

I'm going to bed at 9 pm since I must to get up at 5am to catch the bus tomorrow.
(明日朝5時に起きてバスに乗らないといけないから、今日は9時に寝るわね)
He needs to go home earlier than usual today since his son will be back early.
(彼、今日は息子さんが早く帰ってくるらしいから、早上がりするらしいわよ)
She didn't show up the meeting today, as she's got a cold.
(彼女、風邪を引いて今日のミーティングには出席しなかったわ)
I am not feeling well today, as I ate too much at the party last night.
(昨夜のパーティでつい食べ過ぎちゃったせいで、今日は気分が悪いわ)

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therefore/consequently/as a result/so の使い方

次は「結果を表す接続詞」です。

英語では、therefore/consequently/as a result/so の4つの「結果を表す接続詞」を覚えておきましょう。

therefore/consequently/as a result

「therefore」「consequently」「as a result」は、カジュアルな場面ではなくフォーマルな場面で使用されることがほとんどです。

尚、「therefore」「consequently」「as a result」はほぼ同じ意味ですが、英語の表現力を上げたい人は、3つとも覚えておきましょう。

I am afraid to tell you but payment was received a week after it was due, therefore, you will be charged a late fee.
(申し訳ありませんが、請求金額を受け取った時点で既に期限を一週間超過していました。従いまして、超過料金が発生することになります。)
Consequently, it made more sense to agree to Ben than argue with him.
(結果的に、ベンと言い争うよりむしろ賛成する方が理にかなっていた)
He had major knee surgery in September, consequently, he decided to take the rest of the season off.
(9月に大きな膝の手術を受けた彼は、結果として、今期残りのシーズンは休養することを決断した)
There have been heavy rains in my country. As a result, many areas especially near the river have experienced serious flooding.
(大雨被害があった私の祖国では、その結果として、多くの地域、特に川沿いの地域が深刻な洪水被害に遭いました)

so

「so」は口語(会話)として使用される事が多いです。 具体的には「実は○○だったから~することにしたのよ!」のように、自分が取った行動の順序や時系列を説明するときに頻繁に使われます。 また、口語のみならず、親しい間柄の相手とやり取りするメールや手紙でも使われます。

By the time we came back home, we were starving, so we ordered pizza straight away.
(家に到着した頃には、私達もうお腹がペコペコだったから、何はさておきすぐに宅配ピザを注文したわ)
I was alone, so I got a special offer for single visitor! How lucky I was!
(私は自分一人だけだったから、シングルビジター用のスペシャルオファーをもらえたの!本当にツイてたわ!)
My daughter wanted to go to shopping, so I asked my husband to look after my son while I'm away with my daughter.
(娘が買い物に行きたいっていうから、主人に留守中の息子の面倒を頼みました)

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